プレミアムドッグフードを調べていると、必ず並んで出てくる2つの名前——アカナ(ACANA)とオリジン(ORIJEN)。
パッケージも似ているし、どちらもカナダ産の高品質フードとして評価が高い。でも値段は結構違うし、「結局どっちを買えばいいの?」と迷ってしまう飼い主さんはとても多いです。
実はこの2つ、同じメーカーが作っている姉妹ブランド。だからこそ「何が違うのか」がわかりにくいんですね。この記事では、成分の数値・価格・向いている愛犬のタイプの3つの角度から違いを整理して、あなたの愛犬にはどちらが合うかをはっきりさせます。
先に結論だけ言うと——「愛犬の運動量と体型」で選ぶのが正解です。
結論|アカナとオリジンの違いは「肉の濃さ」
いちばん大事な違いを一言でまとめると、こうです。
オリジン=肉・魚をぎりぎりまで詰め込んだ「ごちそう」設計
アカナ=肉に野菜・果物を組み合わせた「毎日のごはん」設計
オリジンは犬本来の食性(肉食寄り)に極限まで近づけることをコンセプトにしていて、そのぶんタンパク質もカロリーも高め。一方アカナは肉に加えて野菜や果物をバランスよく配合し、日常的に与えやすい設計になっています。
どちらが「上」というより、用途が違うと考えるのが正しい理解です。
成分を数値で比較
具体的な数字で見ると、違いがはっきりします。
| 項目 | アカナ(ACANA) | オリジン(ORIJEN) | |—|—|—| | タンパク質 | 25〜35%程度 | 38〜42%程度 | | 脂質 | オリジンより控えめ | 高め(オリジナルで18%以上) | | カロリー(100gあたり) | 約345〜420kcal | 約370〜412kcal | | 肉・魚の配合量 | 高い | さらに高い | | 価格(同グラム比) | 安い | 高い |
※製品ラインによって数値は異なります。購入時は必ず各商品の成分表をご確認ください。
タンパク質:オリジンが明確に上
最大の違いがここ。オリジンは38%以上という非常に高いタンパク質量を誇ります。アカナも25〜35%と一般的なフードより十分高いのですが、オリジンはさらにその上をいく設計です。
カロリー・脂質:オリジンのほうが高い
高タンパク・高脂質なぶん、オリジンはカロリーも高め。これは「たくさん運動する犬には最適」である一方、「あまり動かない犬には過剰になりうる」ということでもあります。
価格:アカナのほうが続けやすい
グラムあたりの価格はアカナのほうが安く、どの容量帯でもこの傾向は変わりません。ドッグフードは毎日・何年も続けるものなので、この差は家計にそのまま効いてきます。
【容量別】アカナ・オリジンの価格を100gあたりで比較
ドッグフードは袋のサイズによって100gあたりの単価が大きく変わります。同じブランドでも、大容量ほど割安になるのが基本です。まずは容量ごとの単価を並べてみましょう。
100gあたりの価格比較表(執筆時点・楽天)
| 容量帯 | アカナ | オリジン | 差 |
|---|---|---|---|
| 340g前後 | 373円 | — | — |
| 2kg前後 | 318円 | 374円 | アカナが約56円安い |
| 6kg前後 | 221円 | 312円 | アカナが約91円安い |
| 11.4kg前後 | 169円 | 207円 | アカナが約37円安い |
表から読み取れるのは、次の2点です。
- どの容量帯でもアカナのほうが安い——ブランド間の価格差は一貫しています
- 大容量ほど100g単価は大きく下がる——アカナは340g(約373円)から11.4kg(約169円)で半分以下になります
つまり「アカナとオリジンどちらが安いか」だけでなく、「どの容量を買うか」でも支払額は大きく変わるということ。愛犬が1か月で食べきれる量を目安に、無理のない範囲でできるだけ大きい袋を選ぶのがコスパの基本です。
※比較は執筆時点の楽天市場での参考価格です。アカナ・オリジンともに製品ライン(スモールブリード/ラージブリード/オリジナル等)により価格が異なるため、容量帯ごとに取り扱いの多いラインを掲載しています。厳密な同一レシピ同士の比較ではない点にご留意ください。最新価格は各販売ページをご確認ください。
容量別に選ぶ|アカナ・オリジンの商品一覧
ここからは容量帯ごとに、アカナ・オリジンそれぞれの商品を並べます。愛犬の体格と、1か月で食べきれる量から選んでください。
お試し・小容量(340g前後)
まずは食いつきを試したい方向け。合わなかったときのリスクが小さいサイズです。
※この容量帯ではオリジンの正規品の取り扱いが見当たりませんでした。オリジンは2kg以上での展開が中心です。
小型犬・少量派(2kg前後)
小型犬なら1か月前後で使い切れるサイズ。鮮度を保ちやすく、初めての1袋にも向きます。
中型犬・継続派(6kg前後)
100gあたりの単価がぐっと下がる帯。中型犬や多頭飼いで回転が早いご家庭に。
大型犬・コスパ最優先(11.4kg前後)
100g単価が最も安くなる大容量。大型犬や、開封後1〜1.5か月で使い切れる家庭向けです。
アカナ・オリジンの公式サイトでは、全ラインナップや原材料へのこだわり、取扱店舗の情報を確認できます。
どっちを選ぶ?愛犬タイプ別の答え
数値を踏まえて、実際の選び方に落とし込みます。
🐕 オリジンが向いている愛犬
- 運動量が多い(毎日たくさん散歩する、ドッグランで走り回る)
- 成長期の子犬、または筋肉をつけたい犬
- 食が細くて痩せ気味で、少量で栄養を摂らせたい
- 食いつきが悪く、嗜好性の高いフードを探している
🐕 アカナが向いている愛犬
- 室内飼いで運動量が少なめ
- 太りやすい・体重管理が必要
- 毎日続けるので、コストを抑えたい
- シニア犬で、高タンパク・高脂質が負担になりそう
迷ったら:まずアカナから
「うちの子がどっちかわからない」なら、アカナから試すのがおすすめです。理由は3つ。
1. カロリー・脂質が控えめで、合わなかったときのリスクが小さい 2. 価格が抑えめなので、試しやすい 3. 十分に高品質なので、これで満足できるケースが多い
食いつきや体重の変化を見て、「もっと栄養が必要」と感じたらオリジンに上げる——という順番が失敗しにくいです。
アカナは種類が多いので、愛犬の年齢・体格に合ったラインを公式サイトで確認してから選ぶと失敗しにくくなります。
切り替えるときの注意点
どちらを選ぶにしても、フードの切り替えは必ず段階的に行ってください。
いきなり全量を新しいフードに変えると、お腹を壊す原因になります。1週間ほどかけて、今までのフードに新しいフードを少しずつ混ぜる割合を増やしていくのが基本です。
また、高タンパクのフードは体質によって合う・合わないがあります。持病がある、シニア、腎臓に不安があるなどの場合は、切り替え前にかかりつけの獣医師に相談してください。
まとめ|「運動量と体型」で選べば失敗しない
アカナとオリジンの違い、おさらいです。
- オリジン:タンパク質38%以上の高栄養設計。よく動く犬・成長期・痩せ気味の子に
- アカナ:バランス型で価格も控えめ。室内飼い・体重管理・毎日続けたい人に
- 迷ったらアカナから。物足りなければオリジンへ上げる
どちらもカナダ産の高品質フードで、選んで後悔するようなものではありません。大事なのは愛犬の生活スタイルに合っているかです。
アカナの種類ごとの選び方はアカナ ドッグフードはどれがいい?種類の違いと選び方で詳しく解説しています。国産フードも含めて比較したい方は小型犬向けドッグフードおすすめランキング10選もあわせてどうぞ。
アカナ・オリジンを購入する
愛犬に合いそうなほうと容量が決まったら、あとは購入先を選ぶだけ。公式サイトのほか、楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングでも購入できます。ポイント還元やセールで実質価格が変わるため、見比べてみるのがおすすめです。
※フードの切り替えは1週間ほどかけて段階的に行ってください。持病がある、シニア、腎臓に不安がある場合は、切り替え前にかかりつけの獣医師にご相談ください。
よくある質問
Q. 何kgの袋を買うのがお得?
100gあたりの単価は大容量ほど安くなり、アカナの場合340g(約373円/100g)と11.4kg(約169円/100g)では半分以下の差があります。ただし開封後は徐々に酸化が進むため、愛犬が1〜1.5か月で食べきれるサイズを選ぶのが基本です。小型犬なら2kg前後、中型犬なら6kg前後、大型犬や多頭飼いなら11.4kgが目安になります。
Q. アカナとオリジンはどっちがいい?
愛犬の運動量と体型で決まります。よく運動する犬・成長期・痩せ気味の犬には高タンパクなオリジン、室内飼いで運動量が少ない犬や体重管理が必要な犬にはアカナが向いています。迷ったら価格も控えめなアカナから試すのがおすすめです。
Q. アカナとオリジンは同じメーカー?
はい、同じメーカーが手がける姉妹ブランドです。どちらもカナダ産で、新鮮な原材料と高い肉配合率を特徴としていますが、オリジンのほうがより肉・魚の比率を高めた設計になっています。
Q. タンパク質はどれくらい違う?
オリジンは38〜42%程度、アカナは25〜35%程度です。どちらも一般的なドッグフードより高タンパクですが、オリジンのほうが明確に高く、そのぶんカロリー・脂質も高めになります。
Q. 価格はどちらが安い?
グラムあたりではアカナのほうが安く、袋が大きくなるほど価格差は広がります。毎日続けるものなので、コストを重視するならアカナが選びやすい選択肢です。
※本記事の価格・楽天レビュー数値は執筆時点(2026年7月)の情報です。最新情報は各販売ページをご確認ください。
※成分値・価格は製品ラインにより異なります。購入時は各商品の成分表・容量をご確認ください。
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