9月1日は「防災の日」です。毎年この時期になると備えようと思うのに、気づけば1年が過ぎている——という方は多いのではないでしょうか。
この記事では、楽天市場で実際に売れていて、レビュー評価も高い防災グッズ12点を、「買う優先順位」の高い順に並べました。ランキング形式ではなく優先順位順にしたのは、防災グッズは点数を競うものではなく、足りないところから順に埋めていくものだからです。
いちばん上から順に買えば、予算が尽きたところで止めても最低限の備えが残ります。1,268円のものから始められますので、今日1つだけでも買っておきませんか。
この記事の選び方(採点基準)
楽天市場の実データをもとに、レビュー数30点・レビュー評価25点・買いやすい価格20点・備蓄の優先度25点の100点満点で採点し、上位12点を優先順位順に並べました。価格・在庫は変動しますので、購入前に各サイトでご確認ください。
- 結論|まず買うべき順に並べた12点
- 優先順位順|防災グッズおすすめ12選
- 1. 簡易トイレ(凝固剤タイプ)20回分最初の1つを選ぶなら、水でも食料でもなくこれです。
- 2. 折りたたみ式 簡易トイレ(便座つき)便器そのものが使えなくなったときの備え。
- 3. 5年保存水 2L×6本「1人1日3リットル×3日分」が国の目安。
- 4. アルファ米 12種類セット(5年保存)お湯でも水でも戻せる、非常食の基本形。
- 5. 多機能防災ラジオ(5800mAh・ライト付き)停電+通信障害でも、情報が取れる最後の手段。
- 6. LEDランタン(手回し・ソーラー・USB 充電式)停電した夜の暗さは、想像よりずっと深いです。
- 7. 防災セット 2人用(防災士監修)ゼロから揃えるなら、結局これが一番早い。
- 8. ポータブル電源 500Wh クラスここまで来ると「生活の質」の話になります。
- 9. 非常食用 パンの缶詰(5年保存)火も水も要らない。缶を開けるだけ。
- 10. 子ども用 防災セット子どもに「自分の分」を背負ってもらう。
- 11. カセットコンロ(ボンベ式)温かいものが食べられるかどうかで、気持ちが変わります。
- 12. 折りたたみウォータータンク 15L給水車は来ます。でも「運ぶ手段」は自分持ちです。
- 予算別|いくらでどこまで備えられるか
- 買ったあとにやる3つのこと
- ローリングストックで「特別な備え」をやめる
- よくある質問
- まとめ|今日1つ買うなら、トイレか水
結論|まず買うべき順に並べた12点
| 順 | アイテム | 分類 | 価格帯 | 評価 | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 簡易トイレ(凝固剤タイプ)20回分 | トイレ | 1,380円 | ★4.52 | 91.2 |
| 2 | 折りたたみ式 簡易トイレ(便座つき) | トイレ | 2,980円 | ★4.64 | 86.5 |
| 3 | 5年保存水 2L×6本 | 水 | 1,268円 | ★4.75 | 77.6 |
| 4 | アルファ米 12種類セット(5年保存) | 食料 | 5,076円 | ★4.6 | 76.8 |
| 5 | 多機能防災ラジオ(5800mAh・ライト付き) | 電気 | 7,280円 | ★4.64 | 74.2 |
| 6 | LEDランタン(手回し・ソーラー・USB 充電式) | 電気 | 3,498円 | ★4.34 | 70.5 |
| 7 | 防災セット 2人用(防災士監修) | セット | 21,380円 | ★4.51 | 65.1 |
| 8 | ポータブル電源 500Wh クラス | 電気 | 55,000円 | ★4.66 | 59.6 |
| 9 | 非常食用 パンの缶詰(5年保存) | 食料 | 3,880円 | ★4.59 | 53.8 |
| 10 | 子ども用 防災セット | セット | 7,780円 | ★4.59 | 52.3 |
| 11 | カセットコンロ(ボンベ式) | 食料 | 3,300円 | ★4.44 | 52.0 |
| 12 | 折りたたみウォータータンク 15L | 水 | 1,650円 | ★4.33 | 51.9 |
※価格は2026年8月時点の楽天市場での参考価格です。クーポンやセールで変動します。
優先順位順|防災グッズおすすめ12選
1. 簡易トイレ(凝固剤タイプ)20回分最初の1つを選ぶなら、水でも食料でもなくこれです。
こんな人に 全員。防災グッズを1つだけ買うならこれ
断水すると、自宅のトイレはほぼ即座に使えなくなります。水も食料も「1日くらいなら我慢できる」ものですが、排泄は待ってくれません。過去の大きな地震では、トイレを我慢するために水分を控え、体調を崩す人が出ています。
凝固剤タイプは便器にかぶせて使い、用を足したあと粉をかけて袋を縛るだけ。1人1日5回として、20回分で大人1人ぶんの4日分にあたります。家族の人数×4日分を目安に、少し多めに持っておくと安心です。
2. 折りたたみ式 簡易トイレ(便座つき)便器そのものが使えなくなったときの備え。
こんな人に 車中泊の可能性がある人/高齢の家族がいる家庭
凝固剤タイプは「便器が無事」であることが前提です。しかし地震で排水管が壊れた場合や、車中泊・避難所ではその前提が崩れます。
折りたたみの便座があると、屋外でも車内でも自立したトイレになります。耐荷重100kg級のものを選べば大人でも安心。使わないときは薄く畳めるので、収納場所に困りません。凝固剤タイプとセットで持つのが理想の形です。
3. 5年保存水 2L×6本「1人1日3リットル×3日分」が国の目安。
こんな人に 全員。まず3日分、できれば7日分
飲用だけなら1日1.5Lほどですが、調理や歯みがきを含めると1人1日3リットルが必要とされています。3人家族なら3日分で27リットル、2Lボトルで14本ほどの計算です。
普通のミネラルウォーターでも構いませんが、賞味期限が半年〜2年と短く、気づくと切れています。5年保存水なら買い替えの手間が5分の1。玄関のシューズボックス下や階段下など、重くても取り出しやすい低い場所にまとめて置いておきましょう。
4. アルファ米 12種類セット(5年保存)お湯でも水でも戻せる、非常食の基本形。
こんな人に 全員。3日分を家族の人数ぶん
アルファ米は炊いたごはんを乾燥させたもので、お湯なら15分、水でも60分で食べられる状態に戻ります。ガスも電気も止まった状況で「水だけで主食が用意できる」のは大きな強みです。
12種類セットを勧める理由は飽きないこと。避難生活が数日続くと、同じ味を食べ続けるのが精神的にこたえます。白飯・五目・わかめ・チキンライスと変化があるだけで、食事の時間が少しまともになります。
5. 多機能防災ラジオ(5800mAh・ライト付き)停電+通信障害でも、情報が取れる最後の手段。
こんな人に 全員。特にスマホ依存度が高い人ほど必要
大きな災害では基地局が止まり、スマホが圏外になることがあります。そのとき生き残るのがラジオです。地域のFM局は避難所や給水車の情報を細かく流してくれます。
最近の防災ラジオはバッテリーを内蔵していて、スマホの充電もできるものが主流です。5800mAhあればスマホ1回強のぶん。ライト・サイレン・手回し充電も付いて、これ1台で数役こなします。「ラジオを聴くための機械」ではなく「情報とライトと電源をまとめた道具」と考えると、置いておく価値が見えてきます。
6. LEDランタン(手回し・ソーラー・USB 充電式)停電した夜の暗さは、想像よりずっと深いです。
こんな人に 全員。玄関と寝室に1つずつあると理想
スマホのライトでも代用できますが、スマホの電池は情報収集と連絡のために温存すべきです。明かりは明かりで独立して持っておくのが正解。
選ぶなら、乾電池・USB充電・手回し・ソーラーと複数の電源に対応したもの。停電が長引くと充電手段そのものが問題になるため、最後は手回しでどうにかできる、という保険が効いてきます。ランタン型は置いたときに部屋全体が明るくなるので、懐中電灯より生活しやすくなります。
7. 防災セット 2人用(防災士監修)ゼロから揃えるなら、結局これが一番早い。
こんな人に まだ何も備えていない人/時間をかけたくない人
ここまで個別に紹介してきましたが、一つずつ買い集めるのは想像以上に手間です。何が足りないか分からないまま、半年経っても揃わない——というのがよくある結末です。
防災士が監修したセットは、リュックの中に水・食料・簡易トイレ・ライト・ホイッスル・レスキューシートなどが最初から入っています。まずセットを買って土台を作り、足りないものを足していくのが最短ルート。2人用で2万円前後は決して安くありませんが、個別に揃えても結局それくらいはかかります。
買ったら中身を一度全部出して確認し、期限が短いものだけメモしておきましょう。
8. ポータブル電源 500Wh クラスここまで来ると「生活の質」の話になります。
こんな人に 乳幼児・高齢者がいる家庭/キャンプもする人
モバイルバッテリーはスマホしか充電できませんが、ポータブル電源はコンセントそのものを持ち運べます。500Whクラスなら、スマホなら30〜40回、扇風機やノートPC、小型の電気毛布まで動かせます。
夏の停電でエアコンが止まる、冬の停電で暖房が消える——この2つは体調に直結します。小さな子どもや高齢の家族がいる家庭では、命に関わる領域を守る道具という位置づけになります。
価格は5万円前後と重い買い物です。ただ普段からキャンプ・車中泊・ベランダ作業に使えるので、「防災専用に眠らせる」必要はありません。年に数回でも使っていれば、いざというときバッテリーが空だったという失敗も防げます。
なお、半年に一度は満充電に近い状態まで充電しておくのがおすすめです。
9. 非常食用 パンの缶詰(5年保存)火も水も要らない。缶を開けるだけ。
こんな人に 小さな子どもがいる家庭/職場や車にも置きたい人
アルファ米には水かお湯が必要です。しかし断水直後や移動中は、その水すら惜しい場面があります。パンの缶詰は開けてそのまま食べられるのが最大の価値。
味も進化していて、しっとりした食感で普通に美味しく食べられるものが増えました。子どもがいる家庭では、慣れない非常食を食べてくれないという問題が起きがちですが、パンなら受け入れられやすいのも利点です。職場のデスクや車にも1缶置いておくと安心できます。
10. 子ども用 防災セット子どもに「自分の分」を背負ってもらう。
こんな人に 小学生以上の子どもがいる家庭
大人用のリュックに家族全員分を詰めると、10kgを超えて動けなくなります。子どもには子どものサイズの荷物を、という発想が現実的です。
子ども用セットは重量が抑えられていて、体格に合ったリュックに入っています。中身は水・非常食・ライト・ホイッスル・レインコートなど。何より、自分の防災リュックを持つこと自体が防災を自分ごとにする体験になります。年に一度、家族で中身を出して確認する日をつくると、避難訓練の代わりにもなります。
11. カセットコンロ(ボンベ式)温かいものが食べられるかどうかで、気持ちが変わります。
こんな人に 冬場の被災が心配な人/普段から鍋をする家庭
電気もガスも止まった状況で、湯を沸かせるかどうかは大きな分かれ目です。アルファ米もお湯なら15分、水だと60分。カップ麺やレトルトも選択肢に入ります。
本体より大事なのがボンベの本数で、1本でおよそ1時間の連続使用が目安。3日分なら最低6本は欲しいところです。普段の鍋や焼肉で使いながら買い足していけば、いざというときに「期限切れだった」という事態も避けられます。
使用時は必ず換気を。屋内の締め切った空間や、テント内での使用は絶対に避けてください。
12. 折りたたみウォータータンク 15L給水車は来ます。でも「運ぶ手段」は自分持ちです。
こんな人に マンション住まいの人(高層階ほど必須)
断水が起きると自治体の給水車が来ますが、容器は各自で用意するのが原則です。ここが盲点で、当日になってバケツやペットボトルで何往復もする羽目になります。
折りたたみタンクは使わないときぺたんと畳めるので、備蓄場所を圧迫しません。15Lは満水で15kgになり大人でもかなり重いので、10Lと15Lを1つずつ、あるいはキャリー付きを選ぶと現実的です。蛇口コック付きだと、そのまま置いて手洗いにも使えます。
予算別|いくらでどこまで備えられるか
「全部買うと10万円を超えるのでは」と思われたかもしれません。実際にはそこまで必要ありません。予算ごとの現実的な組み合わせを出しました(2人暮らしを想定)。
| 予算 | 買うもの | これで守れること |
|---|---|---|
| 〜3,000円 | 簡易トイレ+保存水6本 | 排泄と飲み水。最低ラインはここで確保できます |
| 〜10,000円 | +アルファ米セット+LEDランタン | 3日間の食事と、夜の明かりまで |
| 〜20,000円 | +防災ラジオ+ウォータータンク+カセットコンロ | 情報・給水・調理。ここまでで自宅避難がかなり現実的に |
| 30,000円〜 | 防災セット2人用を土台に、不足分を追加 | 持ち出しと在宅避難の両方に対応 |
| 80,000円〜 | +ポータブル電源 | 夏の暑さ・冬の寒さまで対策できる領域へ |
まず3,000円のラインだけでも今日埋めておく。それだけで、備えゼロの状態からは確実に抜け出せます。
買ったあとにやる3つのこと
防災グッズは買って終わりではなく、置き場所と管理まで含めて備えです。ここを飛ばすと、いざというときに使えません。
1. 玄関の近くと、寝室に分けて置く
地震は寝ている間にも起きます。すべてを納戸の奥にしまうと取り出せません。持ち出し用のリュックは玄関付近、ライトとスリッパは枕元、水と食料はキッチンや階段下——というように役割ごとに分散させます。
とくに枕元のスリッパは軽視されがちですが、割れたガラスの上を歩けるかどうかは初動を大きく左右します。
2. 期限を「1か所」にまとめて書く
非常食は5年、保存水も5年、電池は10年——期限がばらばらで、把握しきれなくなります。スマホのメモに品名と期限だけの一覧を作り、カレンダーに年1回のリマインダーを入れておきましょう。
おすすめは防災の日(9月1日)に毎年点検すると決めてしまうこと。日付を固定すると習慣になります。
3. 一度、封を開けて使ってみる
アルファ米を初めて食べるのが被災当日、というのは避けたいところです。ランタンの点け方、ラジオの周波数合わせ、簡易トイレの使い方——一度やっておくだけで、当日の落ち着きがまるで違います。
年に一度、家族でアルファ米を食べる日をつくって、そのぶんを買い足す。これがいちばん続く方法です。
ローリングストックで「特別な備え」をやめる
防災グッズが続かない最大の理由は、普段の生活と切り離されているからです。専用の非常食を買い、押し入れにしまい、5年後に期限切れで捨てる——これでは負担ばかり残ります。
そこでローリングストックです。いつも食べているレトルトカレー・パスタ・缶詰・カップ麺をいつもより少し多めに買い、古いものから普段の食事で消費して、減ったぶんを買い足す。ただそれだけの方法です。
この方式なら期限切れが構造的に起こりません。飲み慣れた飲料、食べ慣れた味というのも、非常時には想像以上に効いてきます。
専用の非常食は「水も火も使えない最初の1〜2日」のため、ローリングストックは「その後の数日」のため。この2階建てで考えると、無理なく1週間分に届きます。
よくある質問
Q. 何日分そろえればいいですか?
まず3日分、余裕があれば7日分が目安です。大規模災害では支援物資が届くまで3日以上かかることがあり、近年は1週間分の備蓄が推奨される流れになっています。いきなり7日分は大変なので、3日分を先に完成させてから足していきましょう。
Q. 一人暮らしでも防災セットは必要ですか?
一人暮らしこそ必要です。家族と暮らしていれば誰かの備えに助けられることもありますが、一人だとすべて自分で用意するしかありません。ただし1人用セットは選択肢が限られるので、この記事の上位(トイレ・水・食料・ライト)を単品で揃えるほうが無駄が出にくいです。
Q. マンションの高層階で気をつけることは?
停電するとエレベーターが止まり、水の運搬が最大の負担になります。給水車から15Lを担いで10階まで上がるのは現実的ではありません。高層階ほど水の備蓄量を多めにし、キャリー付きのタンクを選ぶか、小分けの容器を複数持つのが有効です。また揺れが大きくなりやすいので、家具の固定も合わせて確認を。
Q. ペットがいる場合は?
ペットフード・水・ケージ・トイレシート・常備薬は飼い主が用意する前提です。避難所によっては同行避難の条件が決まっているので、お住まいの自治体のルールを事前に確認しておきましょう。フードは新しい銘柄に切り替えると食べないことがあるため、いつものフードをローリングストックするのが安全です。
Q. 防災の日に合わせて買うと高いのでは?
需要が集まる時期ではありますが、同時に各ショップがセールやポイント還元を仕掛ける時期でもあります。むしろ品揃えが最も豊富になるタイミングです。災害の直後は在庫が一斉に消えるので、何も起きていない今のうちに買っておくのが結局いちばん安く済みます。
まとめ|今日1つ買うなら、トイレか水
12点を紹介しましたが、全部を今日そろえる必要はありません。大事なのは順番です。
- 今日買うなら:簡易トイレ(1,380円)と保存水(1,268円)。合わせて3千円弱で、最低ラインを越えられます
- 今月中に:アルファ米セットとLEDランタン。ここまでで3日間を自宅でしのげます
- 余裕が出たら:防災ラジオ・ウォータータンク・カセットコンロ
- 家族構成に応じて:子ども用防災セット、ポータブル電源
防災グッズは、使わずに期限切れになるのが最良の結末です。使わないことにお金を払っている、という感覚になりがちですが、それは保険と同じだと考えてみてください。
9月1日の防災の日を、点検の日にしてしまいましょう。買った日ではなく、毎年見直す日を決めることのほうが、ずっと効きます。
あわせて読みたい
台風・ゲリラ豪雨に特化した備えと、2026年から変わった「警戒レベル」の見方はこちらでまとめています。
【2026年】台風・ゲリラ豪雨の備えチェックリスト|停電・断水に困らない防災12選




