毎年この時期になると、ポストに届く電気代の請求を見て夫婦でぎょっとします。「先月より高い…」と。
しかも2026年の夏は、気象庁の予報でも全国的に高温・猛暑日が続く見込み。さらに政府の電気・ガス補助金が一度3月末で終了したこともあり、今夏の電気代は「高止まり」がほぼ確定と言われています。エアコンをガマンして熱中症になっては元も子もない。だからこそ、「ガマンせずに、賢く下げる」工夫が大事です。
この記事では、よく議論になる「エアコンはつけっぱなしが得か損か」の本当の答えと、我が家が実際にやっている電気代を下げる節電術12選をまとめました。今日からできるものばかりです。
結論:「つけっぱなし」は得?損?答えは“外気温しだい”
まず、いちばん気になるところから。「つけっぱなしのほうが安い」と聞くけれど本当なのか――。
答えは、外の気温によって変わります。
- 猛暑日(外気温35℃以上)→ つけっぱなしが得。室温がすぐ上がるため、消すと再び冷やすのに大きな電力を使う
- 30℃くらいまで → こまめに消すほうが得。室温がそこまで上がらないので、切っても損しにくい
- 外出が1時間未満 → つけっぱなしが無難。短時間ならつけたままのほうが安いケースが多い
つまり「真夏の日中はつけっぱなし、それほど暑くない日や長時間の外出時は消す」が、ざっくりした正解です。「とにかくつけっぱなしが正義」ではない、というのがポイントですね。
【設定編】設定の見直しだけで効く節電術5選
お金をかけず、設定を変えるだけでできるものから。効果が大きい順に紹介します。
1. 設定温度を1℃上げる(最強の節電)
これがいちばん効きます。設定温度を1℃上げるだけで、約10〜13%の省エネになると言われています。28℃を目安に、暑ければ次の風量や扇風機で調整するのがコツです。
2. 風量は「自動」にする
「弱風のほうが節約になりそう」と思いがちですが、実は逆。弱風だと設定温度に届くまで時間がかかり、かえって電力を使います。風量は「自動」にして、機械に効率よく運転させましょう。
3. 風向きは「水平〜上向き」に
冷たい空気は下にたまります。風向きを下に向けると足元だけ冷えて非効率。水平か上向きにして、冷気を部屋全体に行き渡らせるほうが、低い設定温度に頼らずに済みます。
4. 「自動運転」で一気に冷やす
つけ始めにわざと弱運転にするのは逆効果。最初に一気に冷やして設定温度に到達させ、あとは効率運転に切り替わる自動運転が、トータルではいちばん省エネです。
5. タイマーで「寝てる間つけっぱなし」を防ぐ
就寝中ずっと強運転は電気代もかさみ、体も冷えます。入眠後に切れるおやすみタイマーや、明け方に再度入る設定を活用しましょう。
【環境づくり編】エアコンの効きを良くする4選
エアコン本体より、「部屋の環境」を整えるほうが効くこともあります。
6. サーキュレーター・扇風機を併用する
冷気を循環させると、設定温度を1〜2℃上げても体感は変わりません。エアコン単独よりトータルの消費電力を抑えられる、コスパ最強の合わせ技です。
7. 遮光・遮熱カーテンで日差しを止める
窓から入る日差しは、室温を上げる大きな原因。遮光・遮熱カーテンやすだれで日中の直射日光を遮るだけで、エアコンの負担がぐっと減ります。
8. フィルター掃除をこまめに
フィルターにホコリが詰まると冷房効率が落ち、電気代が増えます。2週間に1回を目安に掃除を。いちばん手軽で確実な節電です。
9. 室外機のまわりを片付ける
意外と見落としがちなのが室外機。まわりに物を置かず、直射日光を避ける(すだれを立てかけるなど)だけで、放熱効率が上がって電気代が下がります。
【家計まるごと編】夏の出費を根本から減らす3選
エアコン単体だけでなく、家計全体で夏の高熱費に備えましょう。
10. 電力会社・プランを見直す
電気代が上がる夏は、契約プランを見直す好機です。比較サイトに今の使用量を入れるだけで、より安いプランが見つかることがあります。固定費の見直しは一度やれば効果が続きます。
11. 電気・ガス補助金の動向をチェックする
補助の有無は時期によって変わります。自分の検針票・明細に値引きが反映されているかを確認するクセをつけましょう。最新の値上げ・補助の動きは、別記事の【2026年7月】値上げ対策15選|食品・電気代の値上げに負けない家計防衛術にもまとめています。
12. 部屋干しの除湿も“ついで”に効率化する
梅雨明けまでは部屋干しの除湿でも電気を使います。エアコンの除湿と乾燥のコツは【2026年】部屋干しの生乾き臭を消す10の方法にまとめたので、あわせて読むと夏の電気代をさらに抑えられます。
まとめ|ガマンせず、賢く下げるのが2026年の夏
今夏は猛暑+電気代高止まりのダブルパンチ。でも、
- つけっぱなしか消すかは「外気温(35℃が目安)」で判断する
- 設定温度を1℃上げる+風量は自動+扇風機の併用
- 遮光カーテン・フィルター掃除で効きを良くする
これだけで、ガマンせずに電気代は確実に下げられます。エアコンを無理に止めて熱中症になるのが、いちばん高くつきます。まずは「設定温度28℃+扇風機併用」から、今日の運転で試してみてください。
よくある質問
Q. エアコンはつけっぱなしと、こまめに消すのどちらが安い?
外気温によります。猛暑日(35℃以上)や1時間未満の外出ならつけっぱなしが得。30℃程度までや長時間の外出なら、こまめに消すほうが電気代を抑えられます。
Q. エアコンの設定温度は何℃がいい?
冷房は28℃が目安です。設定温度を1℃上げるだけで約10〜13%の省エネになります。暑く感じるときは温度を下げる前に、風量「自動」や扇風機の併用で調整しましょう。
Q. 扇風機・サーキュレーターは本当に節電になる?
なります。冷気を部屋に循環させることで、設定温度を1〜2℃上げても体感が変わらず、エアコン単独より消費電力を抑えられます。エアコンの対角に置くのが効果的です。
Q. 2026年の夏は電気代が高くなりますか?
高止まりが見込まれています。猛暑による使用量増に加え、政府の補助金が3月末で一度終了したことなどが要因です。プランの見直しや日々の節電で備えるのがおすすめです。


